ひげすずめのときどき日記

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霊長類研究所

10月30日、犬山にある京都大学霊長類研究所の公開講義に参加してきました。
講義と質疑応答、および、施設の見学といった内容でした。

見学では、他の参加者の迷惑にならないように留意すれば写真撮影は
構わないとの事だったので、サルを撮ってみました。
私、サルって動物が苦手なんですよね。
なんか、キーキーとヒステリックなイメージがあって。
知能も高いところがなんか小賢しく感じて敵意を抱いてしまいます。
まあ、それは置いといて、人もサルも子供に接する母の表情は優しいですね。
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と思っていたら、こちらを威嚇してきました。
こんな表情でキーッて鳴くのが嫌いだっちゅーの!
酔った勢いで変な因縁付けてくるバカオヤジの表情みたいで嫌なんです。
顔、赤いし。
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飛び物は被写体がサルであってもやはり撮れません。
これはサルに罪は無く、一方的に私が下手なんですね。
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研究所の上層階からの犬山市の眺め。
天気は雨がぱらついていましたが、10月末にしては暖かかったかな。
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こちらは6頭居るチンパンジーの1頭で、それぞれ名前が付いているそうです。
各個体の名前を紹介して頂きましたが、伺った尻から忘れました。
私にはどれがどの子か見分けが付かないし。
でも、カワセミの個体を識別するよりは簡単か。
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私、サルは嫌いでもチンパンジーは平気です。
何故でしょう?
人間がアンドロイドに接したときに抱く感情に「不気味の谷現象」というのがありますね。
アンドロイドの出来が、どう見ても人間に見えなければ何とも感じないけれど、
かなり人間に近くなってくると、不気味な不快感を感じでしまう。
けれども、ものすごく精巧で人間と見紛うばかりの出来だと不気味に感じない、
つまり、アンドロイドに対する好感度が、精巧度を横軸にとって微妙に人とは違う辺りで
V字谷状に低下するというものですね。
もしかすると、私は私と少し違うサルには不快感を感じるけど、チンパンジーだと私とほぼ同じ
なので不快に感じないということでしょうか?
つまり、私はサルとは微妙に違うが、チンパンジーとほぼ同等なのか?

順序が逆になりますが、施設見学の前にあった講義の方は遺伝に関するものでした。
内容はネタばれになるので書きませんが、理系の私には少し平易すぎる内容でした。
しかし、話の進め方は論理的で気持ち良く、かつ、参加者の興味を上手に引き出して
いましたし、更に、投影する資料の出来も上等でした。
霊長類研究所は別にサルの研究をしているわけではなく、
「霊長類に関する研究を総合的に推進し、人間の本性とその進化的基盤を明らかに
することを目指しています。」(頂いたパンフレットの表示から引用)
講義の内容は分子レベルから遺伝(や変異や進化)とはどういう事なのかを、
参加者を被験者とした人体実験を交えて(と書くとなんか怖そう)分かりやすく解説する
内容で、中高生くらいだと勉強にもなるものでしたし、同研究所の研究内容の
さわりを紹介するにはとても適切に感じました。
毎年講義のテーマが変わるのであれば、来年も行ってみたいと思いました。

講義の資料中に、人間の目の視細胞の数は約400万個と記載がありました。
ふーん、人間の目のリゾリューションは4Mピクセルなんですね!なんて思って
しまいましたが、もちろん視細胞一つ一つが撮像素子の一つ一つに対応した構造で
視覚認知しているわけではないでしょうね。
by higesuzume | 2011-10-30 20:40 | ふらり風景