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ひげすずめのときどき日記

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北岳・間ノ岳(広河原登山口~大樺沢~間ノ岳~北岳山荘泊~北岳~白根御池小屋~広河原登山口)-初日

9月18,19日は北岳と間ノ岳に登山に行ってきました。
標高第2位の北岳(3193m)と第4位の間ノ岳(3189m)を1泊2日で効率よく巡るために以前から考えていた計画は、
芦安と広河原間のバスも、稜線上の2つの山荘も、とにかく混雑するらしいので平日に行く。
・大樺沢ルートの雪渓が減って夏道が歩ける時期に行く。
・登りは北岳山荘へ最短コースの大樺沢、八本歯のコル、北岳トラバース道を使い、1日目に間ノ岳を登頂しておき、北岳山荘泊にする。
・1日目に間ノ岳をこなしておけば、2日目は時間に余裕ができるので北岳を登頂後、登りとは違うコースの小太郎尾根、草すべりと白根御池小屋経由のコースを楽しみ下山する。
という感じ。
同行のK氏共々9/18,19に平日山行が可能となったので、2人で計画を実行と相成りました。

台風18号の通過後だったので大樺沢コースが通行止めになっていないかが懸念点。
通行止めだと、間ノ岳に登頂するには北岳を往路と復路で2回越えなくてはならず時間的に厳しくなってしまいます。
無理ならば北岳を優先して間ノ岳は次の機会にという心積もりで行ってみましょう。
尚、登山道の状況は不定期更新のようですがこちらで確認できるようですね。

■06:30 広河原をスタート
a0203733_15155833.jpg芦安温泉からは乗合タクシーが5:20に出発してくれました。
南アルプス林道の夜叉神にあるゲートは5:30まで開かないようなので、朝に芦安から広河原へこれ以上早く移動する方法は無いようです。
バスだとこの日は6時が始発となっていて、すこし慌ただしい初日の行程になってしまいます。
乗合タクシーでもバスでも料金は同じで利用者協力金(100円)を含めて、片道1,100円でした。
タクシーの順番待ちは、乗り場にあるプレハブ小屋の前にリュックを並べて置いておけば良いとのことでしたが、9人乗りのタクシーがたくさん来ましたので平日だと順番取りは不要でした。


a0203733_15163334.jpg明日登頂予定の北岳が見えています。
右手に見える野呂川に架かるつり橋を渡り、正面の大樺沢を登っていきます。
もっと早い時間に登り始めるには、つり橋を渡ったところにある広河原山荘に前泊しておけば良いようです。

■07:01 白根御池小屋への道を分かれ、左の大樺沢コースへ進みます。
a0203733_15174661.jpgここまでは勾配は緩くウォームアップに最適でした。
大樺沢コースは通行可能なようで一安心。

a0203733_15182126.jpg登山道左手の沢の水はとても冷たくて、手を浸すと気持ちが良いです。

a0203733_15184531.jpg大樺沢の左岸を進みます。
幾度となく北岳山頂が見える良いコースですね。
空は雲一つない快晴!

a0203733_15191369.jpg沢やその支流の小さな渡渉が何度もありますが、沢屋さんでないと渡れないような場所には無骨な橋が架かっていました。

a0203733_15194583.jpg青い空が超気持ちいい。
高度を上げるにつれて登山道は岩やザレ場に変化していきました。
2時間歩いても北岳はあまり近づいた感じがしません。
スケールの大きな山ですね。

a0203733_15201817.jpg雪渓が残っていました。
この辺りの登山道は踏み跡が幾つかあり、歩きやすそうなところを歩けは良い感じ。
雪渓の上は決して歩けない状態ですね。

a0203733_15203968.jpg右俣コースとの分岐である大樺沢二俣を過ぎると、暫くは岩だらけの沢を行きます。
登山者の皆さん思い思いのマイルートで登っていましたが、前の人に付いていくだけだと行き止まりにお付き合いってなりかねないので、自分でルートを確認しながら登ります。

a0203733_1521344.jpg沢渡りは何度もあります。
大雨の後は通行止めになるのは仕方ない感じですね。

a0203733_1521305.jpgナナカマドの日陰で一休み。
背景は鳳凰山?南アルプスはあまり来ないので山の名前が分かりません。

a0203733_1522391.jpg歩き始めて3時間くらい。
歩きにくい丸太梯子を越えると八本歯のコルに着くはず。
この歩きにくい丸太梯子はこれでもかと続くので、ストックはリュックに付けて手をフリーにしておくのが良いでしょう。

■11:18 八本歯のコルに到着して大休止
a0203733_1524829.jpg南側に一気に視界が広がりました。
ここからは北岳山頂・北岳山荘・間岳と書いてある方向に進みます。

a0203733_15243618.jpg本日目指す間ノ岳への稜線と稜線を辿って右の方に本日の宿泊地、北岳山荘が見えます。
ここからは北岳南東斜面をトラバースして標高を下げるので1時間もあれば行けそうに見えるのですが...

a0203733_15252657.jpg富士山を撮ってみたり、景色の良いところで足を止める各駅停車状態なので、なかなか進みません。

■12:08 北岳山頂とトラバース道との分岐を通過。
a0203733_15255858.jpg■12:08 八本歯のコルを出発して20分程で、北岳山頂への道と分かれます。
トラバース道は北岳南側の急斜面に付けられていますが、この道がなければ北岳山頂を経由しないと間ノ岳に行けないんですね。
ここまでは池山吊尾根上端の登りが少しありました。

a0203733_15262736.jpgトラバース道の転落の危険が高そうな場所には手摺りが設置されていました。
この辺りは見下ろすと結構怖かったです。
目指す北岳山荘はまだまだ小さくしか見えません。

■12:30 北岳山荘に到着。
チェックインして、昼食(今回はラ王とお握りの炭水化物スペシャル)を食べながら間ノ岳に向かうかどうか同行のK氏と最終確認。
登りのコースタイムの1時間40分で到着できなければその時点で引き返すと撤退ルールを合意、安全第一でいきましょう。

■14:00 北岳山荘を間ノ岳へ向けて出発
a0203733_15273465.jpg草紅葉が美しい、来てよかった。
でも写真ばかり撮っていると、撤退ルールに引っかかるかもしれないので、撮影は少なめ。
小ピークに立つ標柱が動いてる!と思ったら人でした。

■14:35 中白峰山頂(標高:3055m)に到着。
a0203733_15283154.jpg目指す間ノ岳がだいぶ近づいてきました。
コースタイムより早いので安心してザックを下ろして5分だけ休憩。
中白峰手前から間ノ岳を越え農鳥岳手前までは、標高3000m以上が続くという点で日本一長い稜線なんだそうです。

a0203733_15294176.jpg稜線西側に広がるカールは素晴らしい景観。
なんですが、この辺りから雲が湧き、風が強まり、気温が急下降。
雷が来そうだったら即退散と撤退ルールを追加して先に進みます。

a0203733_1530335.jpg疲れた足に鞭打つ岩場。
不要な荷物は山荘に置いてきているのでリュックは軽いのですが、空気の薄さが少し効いているような。

■15:38 間ノ岳山頂(標高:3189m)に撤退ルールに2分の余裕を持って無事到着。
a0203733_15312972.jpgすっかり雲の中で、なんだか荒涼とした景色の中にK氏と私の2人だけなのはさすがに平日登山。
Kさん、よく頑張りました。
北岳山荘からここまで登山道に危険個所は全く無く、とても歩きやすい稜線でした。
いつか農鳥岳まで行ってみたいと思わせる素晴らしさ。

a0203733_15315542.jpg北岳山荘まで来た道を辿って戻ります。
標高3000mの風吹き付ける稜線にしがみ付いている草たちの紅葉。
帰路は沢山写真撮らせてもらいました。

a0203733_15322922.jpg雲が足元から駆け上ってきますが、ちょっと視界が開けた瞬間の草紅葉の絨毯。

a0203733_153309.jpg稜線の東側。ワイコン付けっぱなしで撮ると端の方が流れちゃうのが少し気になる。
写真ばっかり撮っていてなかなか進まない私に、K氏の機嫌が悪くなりつつあるのも気になる。
きっと、腹が減ってきたのであろう。

■17:20 北岳山荘に帰着
a0203733_15333350.jpg夕食は畳敷きの部屋で自炊しましたが、この部屋は混雑時には18:00までしか利用できないようでした。
この日は平日なのでゆっくり使わせてもらえました。
たっぷり歩いて担ぎ上げてきた日本酒もおいしくいただいて、20:00の消灯時間とともに爆睡に突入。
部屋は9人のスペースに5人しか居らず、広々と使わせてもらいました。


大樺沢から八本歯のコル、北岳トラバースのコースは、樹林帯、沢の大きな岩歩き、小さな渡渉、梯子の急登、露岩地帯と変化に富んだ、とても素晴らしいコースでした。
お花畑の時期ではなかったので高山植物は楽しめませんでしたが、とても気持ち良い初日でした。

■北岳山荘からの写真はこちら
■2日目北岳の日記はこちら
by HigeSuzume | 2013-09-18 15:39 |